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革新的な夏

 

◆もう7月終わるの? 夏はどこ???

 

◆梅雨が長い。夏が来ない。フォロワーの爬虫類も嘆いている。

毎日じめじめしているし、気分があがらない。平年より気温は低いのかもしれないけど暑いものは暑いし、だいいち私は天晴れな快晴を求めている。丑三つ時すら汗ばむくらいの熱帯夜が、いつまでたっても来ない。

 そのうえ旅行にも行きづらい風潮。「北で納涼、南で清爽!」みたいな”最高の夏”がとてもじゃないけどできそうにない。おおよそ夏らしいことができないまま6月をリピートしたかのような7月だった。貴重な学生最後の夏だっていうのに、ずいぶん迂闊に、無闇に過ごしてしまったものだ。

 

◆夏生まれだからか。毎年夏を待ち望んでいるし、梅雨と夏の変わり目には敏感なつもりだ。しかしこのところはとんと「夏の匂い」とか「突き刺す日差しの感触」みたいなものがなくて、毎日ペトリコールばかりを感じている。縮毛矯正を早めにかけといてよかった。

 梅雨もまた情景としては好きだけれど、そろそろ紫陽花の姿が見えなくなったというのに執念深く雨ばかり降っているというのはいただけない。ちょうど去年の今ごろは『天気の子』が公開したらしい。陽菜さんに晴天をお願いしたいけれど、あれはあれで代償がでかすぎるしなあ……

 

◆こうも夏がもどかしいのは、先にも書いたように「学生最後の夏」ということもあるし、何より去年「模範的な夏」をやってしまったというのがある。そして私は、去年みたいな後悔したくない。自分にとっての「革新的な夏」を成し遂げたい。

 ただ、革新的と言っても。そういえばまともに花火大会に行けていないから行ってみたいとか、ダイビングや屋内サーフィンみたいなのにも興味があるとかその程度。あるいはもっと高望みをすれば。信じられないくらい暑い夜だってのに、汗まみれなのも気づかないくらい夢中になって相手を求めてみたいな、道玄坂の嫌に眩しい電飾たちが似合うような淫靡な夏だって、憧れるじゃない。

 

◆皆さんはどんな夏にしたいですか。コロナのせいで半ば強制的に訪れた新時代の夏。なかなか外にも出にくい中で、何をしたら「夏を堪能できた」と満足できるのか。

 それでも私は、心が熱くなるような夏を期待しているよ。オンラインでもフルリモートでも、冷房の効いた自室から一歩と外を出ることがなくとも、納涼や清爽を体感できるような新しい夏を。

    どうか辟易するようなニュースにばかり気を取られないで。夏くらい楽しみましょうよ。