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イマジナリーサマー

 

◆「渡る川の流れ」「手には虫かご」など。夏らしい情景って、どこかノスタルジーがあるのに実際そんな記憶はないのよね。

 

◆前の記事で「どうせ今年の夏も何もしないんだろなあ」なんてボヤいた。

    しかし8月が終わって振り返ってみたら、今年は山にも行ったし海にも行ったし、会いたい人には会ったし、インターンも行ったし、年相応の夏を普通に堪能してた。研究が進んでないということを除けばよお!

    夏、してたじゃん、私。だったらどうして、「夏を堪能した」っていうハートワーミングな感情が残ってないのかしら。渡る川の流れを見なかったから? 手に虫かごとか持たなかったから?

 

◆ひとつ考えられることとして、いつも通りの「楽しいこと」はしたけれど、普段はしない「新しいこと」はやらなかったから、というのがある。山も海も行ったことはある。会いたくて会った人だって、別にこの夏限定のプレミアムパーソンというわけでもない、いつでも会える。夏だからこそやれること、この夏こそは始めたいことに、結局手を出せなかった。

    歳を取ると新しいことに手を出すことがとても億劫になり、また怖くなるらしい。正直それはひしひし感じている。どれもこれも「やってみたい」で終わってしまって、一向に行動に移れない。

 

◆Q:なぜか → A:時間がないから

 

◆無論それは言い訳でしかない。デキる人は時間を捻出する。私はすぐスマホをポチポチいじる。そういうところでチリツモ式に差が出てくる。

    やろうやろうと気だけ走って、腰掛けた途端に「今じゃない気がする」と脱力する。そうして今年も夏が過ぎ去っていく。この夏こそはと思い描いたイマジナリーサマーを叶えられないまま、安心安全の「楽しい夏」を堪能する。つまらない人間だな。

 

◆そうは言っても夏は帰ってこない。また1年待つしかない。あんなに鬱陶しかった暑さも、陽光も、秋めいた今となっては物足りなくて、なんだか侘しい。

    今年の夏こそは! って夏が来る直前に思い立つのがそもそも遅いんだろうな。今からだよ。今から来夏を思って行動するんだよ。きっと来夏には内定もゲットして、もっと心穏やかに夏を堪能できるはずなんだから。

    とはいえ秋も冬も堪能したいしね。まずはそれを考えないと。そのために今は、過ぎ去っていく夏を思い返しましょう。皆さんの夏は、いかがでしたか? 憂鬱と気だるさはサイダーで割って、話をしましょうよ。