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眩いセーブポイントを目指して

 

◆ふざけた蒸し暑さがひとときごと体力と気力を奪っていく。日差しは本当に肌を焼き尽くしているようで。それでも夏が好きだと言い続ける、意地を張ってでも。まあ、冬よかよっぽどマシ、寒い方が嫌い。

 

◆ちょっと早いんですが、彼女と付き合って一年が経ちました。

    これから、夏が来るたびにこういう思い起こしができるという喜びに浸っています。まもなく誕生日も迎えることもあるし(それはそこまで感慨もないけれど)。

    関係が始まってからは築浅だとしても、出会ってからの時間は相当に長いものなので、それなりに相手のことを知っているつもりでいたのですが、ああやはりそうではないなんだなと知らされる一年でした。それはきっと、これからも。

 

◆二人で行った場所・風景・食事、そして彼女の姿が、写真フォルダに溢れかえっている。それを定期的に見返す自分。撮りすぎた写真の数々が、様変わりして見事凡庸になった自分を証明している。

「つまらなくなった」と痛烈な祝辞を貰うことが増えた。幸福を享受してばかりの体たらくになったことは間違いない。こんな風になってしまうなんて、とは思うが、その一方で、ちゃんとこうなれるんだ、とも思う。

   

◆近頃、ついに同期の結婚式へのお誘いもいただくようになった。いわゆる”アガリ”だ、本当におめでとう。そこはゴールではないにしても、いくつかあるセーブポイントのうちでは、最もわかりやすく、そして眩いものだろう。

    きっと私は別のセーブポイントの方が合っているんだと思って歩いていた。しかし、もしかしたら、輝かしいそちらへ行けるのかもしれない。三十代へ着々と体は老いていく中、舗装されていない泥濘を踏みしめてひいこらと、少しずつ軌道修正を図っている。

 

◆私のゴールはどこにあるのだろう。この歳になっても、自分の選択に自信を持つことがずっと難しいままだ。

    私の2年目、もとい12年目が始まる。これまでの私の選択に後悔を産まないよう、そしてこれからの選択に自信を持てるよう、少しずつ変わっていきたい。そんな変化の夏。