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転転転世

 

◆これは何も無い部屋にキャンプ椅子と「酔鯨」だけがある新居。

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◆諸々があり、転居した。

   入社を機に実家を飛び出し、中学からの友人である旧知のオタクとルームシェアを始めた二年前。マジでこのまま人生何もないまま、オタク同士で十年二十年過ごしていくんだろうなとぼんやり考えていたのに、意外と早く別れは来てしまった。

    ちょうど旧宅の契約満期だったのに合わせてオタクハウスを飛び出し、今度は関東有数のオシャレタウンの片隅に居を構えた。街がずっとキラキラしていて怖い。まだこの街にこれから住むという覚悟を持ちきれていない。

 

◆旧宅と新居がそこそこ近い距離だったので、ハイエースをレンタルして自力で転居した。せいやそいやと積んでみたことろ、私の荷物はちょうどハイエース一台に収まりきってしまい、2年過ごしてこれっぽっちかとちょっと悲しくなったり。

    新居での荷降ろしには遠くから両親が来てくれて一緒に手伝ってもらった。生活必需の日用品を何一つ買い揃えてなかったり、高い金を出して買った洗濯機がドアの間口よりデカくて入らず、目の前で返品になったりと、ダメ息子の計画性の無さをまざまざ見せつけてしまい、しっかりと呆れと心配とをいただいた。ほんともうさあ……。

 

◆右往左往四苦八苦しながらなんとか転居を終え、両親も見送り一息ついたので、これを書いている。

    ついにこれから、本当の「一人暮らし」が始まる。ちゃんと自炊するぞとか、ちょっとは運動しないとなとか、いい加減資格も取らないとなとか、新卒さながらの希望あふれた気持ちでいる。いるけれど、現実はもう三年目だし、仕事はめちゃくちゃ忙しいし、どうせ何もなしえずになあなあに生きてしまうんだろうなとも思っている。

    どの道、生き方や生活を変えるには何より自分の強い意志が重要なのだろう。転居はきっかけでしかない。変わりたいと思うなら、変えてやると覚悟するしかない。

 

◆明日は冷蔵庫や電子レンジが届く。ネット回線も整う。一通りのインフラ整備が終わる。いよいよ私だけの「私の城」ができあがる。

    やってやるぞ、丁寧な生活。誰か来ても恥ずかしくない家を作り、人生をやる。転居初日くらいきちんと覚悟を決めよう。がんばるぞ。

    そんなわけで、転居記でした。皆様、ぜひ遊びにお越しください。