ちょっと長めのツイート

お気持ちを配信しています

ゴールドシップと暮らして。


ウマ娘の宣伝担当、ゴルシちゃんだぞ~~~~~~~~!!!!!

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  旧知のオタクとルームシェアをはじめて4ヶ月が経ったので、このへんで「他人との同居生活」についての話をしていきたいと思う。ゴルシの話はしない。

 

ルームシェアを始めることを別の友人に伝えたとき、彼に「殺意が湧くよ」と伝えられた。パーソナルスペースの極地とも言うべき自宅に赤の他人が住み着くというのは、確かに人によっては気が狂うものなのかもしれない。しかし、そういうことを言っていると一生結婚できない。既婚者は狂人か、それとも狂人が既婚者たりえるのか。卵か鶏か、どっちが先なんだ。

 一方で、私とオタクは10年来の付き合いで、同居を始める前から「こうなるだろう」という予想がいろいろと浮かんでいた。はたしてその予想はそのほとんどが的中していて、まあうまくいかないことも多い。

 しかし、そこはSIer系の会社に勤める私だ。同居上の問題が発生したとして、お前がずぼらなのが悪いとオタクの人格をぶっ壊して修正する荒療治は致命的だ。それはSolutionではなくRuleになってしまって、フラストレーションが溜まるだけなので。じゃあ、どうするべきか。

 

◆たとえば、お茶の問題がある。私は水道水も直で飲めるバカ舌だ(腸は前首相並みに弱い)(毎日死ぬほど下痢してる)(助けてくれ)。なのでお茶も水道水でそのまま水出しする。一方オタクはカルキの味を嫌い、きちんと煮沸したお湯でお茶を沸かす。脱いだ靴下を私が言うまで洗濯機に入れない面倒くさがりがなんでそんな厄介な手順を踏むのかまるで理解できないけれど、まあそういう人間なんだから仕方ない。

 面倒だから私に合わせてくれ、とも言えないので、結局我が家には2つのお茶ポットがある。二人で各々お茶を沸かして、各々のお茶を飲んでいる。こうすると、Twitterでもたびたび話題の「底数mmだけお茶を残して絶対に次のお茶を作らない父親」問題も解決できる。手前の飲み物は手前で用意しろ。こうして「苛」がまた一つ回避される。

 

◆たとえば、家事の役割分担がある。我が家では炊事と風呂・トイレの掃除がオタク、台所の掃除と洗濯が私だ。これはたまたまできることがうまく分かれたのでよかった。しかし、納得して分けた役割分担にも「苛」は襲ってくる。 

 たとえばオタクが調理を終えたあとの台所はとんでもないことになる。オタクはなぜかエイムがガバガバなので、小さじで拾った塩をフライパンの外まで散らしてガスコンロは満天の星空みたいになるし、調理過程で生じたラップや生ゴミも三角コーナーに入らずシンクに浸る。

 大切なのは「諦め」だ。洗い物とはガスコンロの塩や油を拭い取る作業まで、と割り切るしかない。これは私の視点に立って言っているけれど、オタクの視点に立ってみても私の仕事で何かしらの不満はあるだろう。諦めてくれ。私も諦める。

 

頼むからちゃんとフライパンに塩を全部落としてくれ、とオタクに言うのは容易いが、それはオタクにとって難しいことを無理強いさせることに違いない。頼むから宝塚記念もちゃんと走ってくれとゴルシに頼むのと同じ。オタクはこうやって伏線回収をしがち。

 血のつながらない、育った文化の違う人間と同居するなら、大切なのは諦めることだと痛感した。私はゴルシと暮らしているんだという強い気持ちで生きていくしかない。私は相方を聞き分けのない馬だと思っているのか???

 改めて、結婚は遠そうだ。戸籍上の関係がないから適当に暮らせているが、婚姻を結び子どもを設けるとなったらこうはいかないだろう。「○○やって!」とパートナーや子どもに強く言える自分が想像できない。皆さんはそういうことのないように。無理にゴルシと暮らせとは言わないけれど、ウマの合う人と結婚できることを祈っています。

 

 

ウマだけに。