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激動への抵抗(2020年を振り返って)

 

◆全てはここから始まった。

恐らく当時は「一月に2本書いたから」と何の気なしに言ったのだと思う。この時期だとまだコロナの話が出始めの頃で、こうも家に籠るしかないことになるとは思ってもいなかったし。それでもしっかりマイルールを守って2本ずつ書いたことは、我ながらよくやったものだと思う。

    年の瀬なので、この激動の一年をどんな思いで過ごしてきたのか振り返ろうと思う。こういう事をしたくて言葉に残してきたのだし、お読み頂いている皆さんにも当時を懐かしく思えて頂けたらと思う。

 

◆一番最初に書いたのがインフルエンザの話だったのも今となってはおもしろいですね。

まさかこの後コロナに怯える日々が来るとは露とも知らず、年始からぼけっとしていました。今年本厄だったんだよな、本当にその通りだ。

    コロナが来襲してからの数ヶ月は、それはそれは鬱屈とした日々を送っていた。

ようやく街が彩りを取り戻したかのように思えた頃に第3波だ。まだまだ私たちとコロナの戦いは長く続きそうだ。

 

◆戦いといえば、今年は就活戦線にも立たされた。

どうにか1社に受かってよかったものの、相次ぐお祈りメールにさすがの私も気が滅入る日々でした。誰とも会えず、どこからも認めてもらえない日々は、とても苦しかった……。

 

◆今年の記事で最も反響が大きかったのは、なんと言っても「#春から大学生」だ。

新入生のみならず既卒在学の方にも読んでいただけた。結果的には新入生の出鼻をくじく20年度だったけれど、皆にはこれからぜひ楽しい大学生活を送ってほしい。

 

◆reviewのようなものもたくさん書いた。今年は神奈川に旅行に行ったり、King Gnuの『三文小説』の素晴らしさを説いたりした。

特に『三文小説』の記事はその魅力を余すところなく伝えられたような気がする。頼むから聞いてくれ……。

 

◆個人的なベストは、研究室の先輩への餞だ。

初めて丁寧に愛や言葉について考えることがてきた文章になったと思う。「いいラブレターだったよ」と旧知のオタクからもお墨付きをいただいた。私の書きたかったことを存分に表せたと思う。

 

◆2020年は、誰の目にも暗い一年だったろう。しかしこうして振り返ってみると、その中でも「例年通り」をやってみせようと足掻いた様がよくわかった。

    激動へ、私は抵抗しきれたんじゃないだろうか。やりきれるだけのことはできたんじゃないだろうか。残り27日、決して油断はできない。私たちの戦いは、まだ始まったばかりなのだから。