◆年度末の学会での発表がきまりました。最後まで気が休まらねえ~~~!!!
◆もういくつ寝るとお正月。激動の20年もついに終幕。まるで成長のない体たらく。韻は踏めても沸かないフロアに号泣。
……涙でフロアが見えない。フロアって何? インターネットという虚空? 世界が無限に広大すぎる。無量空処か?
rapに呪術と流行りに乗ってみても、一向に気分はノらないものです。悲しいですね……。
◆まさしく今年は桁ハズレの一年でした。ペスト以来の大疫病禍が世界を襲う中で、一人孤独に就活前線に立ち。いたずらにAKを乱射すれど豆鉄砲がごとく不発の連続。手前のジャムに気づけないまま、手元に残るは凝りの残る不戦勝、そしてツケを残し続けた修士研究の後始末。最後まで尻を拭うのがド下手なんだから……。
この一年、いや、研究室に入ってからの三年、まるで成長というものがなかったし、しようともしなかった。それもこれも、「どうにかなるさ」とほざき続けた怠惰が無限回と施行された結果で、いつからかずっと無量空処に囚われ続けている。
◆「何とかなりそう」だと思えば最善を尽くして壁を乗り越えるべきだし、「どうにもならなそう」だと思えば早々に見切りをつけることも一善だ。しかしどうだ、私はといえば退路だけしきりに確認しながら壁が自壊するのを待つばかり。
今年何度も登場した旧知のオタクに、ついに「お前いつも最後『頑張ろうと思う』で終わってるな」と言われてしまった。お前には言われたくない。言われたくはないが、正論とはICBMみたいなもので、残念ながらこちらにイージス艦は配備されていない。そもそも三年近く物書きの真似事をしていまだに小学生の感想文から抜け出せないのもどうなんだ。
◆来年こそはって、そう息巻いても暦の切れ目で人格がすげ変わるほど人は甘くない。千年パズルを完成させれば話は別かもしれないけれど、あと何日眠ったところで私は私のままだ。
とはいえ、前進がなかったわけではない。研究は少しずつ実を結びつつあるし、文章にしてもご縁あって世に形として表すことができた。
そう、これは怠惰ではなく牛歩なのだ。私はそこいらの呪物呪霊とは違う。少しずつ無量空処から抜け出そうとしている。五条悟に歯向かえている。
◆
「何とかなりそう」の壁を超えると、その先に立ちはだかるのは「何とかする」強い意志だ。どうにかこうにかではなく、なんとしてでもというスタンス・マインドで動かなくてはならない。
2021年は、まずコロナを何とかしないといけない。私一人が何とかできるものではないにせよ、一人一人が2020年と同じ行動様式で生きていれば、二の轍を踏むのは目に見えている。
加えて社会人としての一歩だ。社会でのタスクこそ、なんとかなる、どうにかなるでは済まされない。『頑張ろうと思う』ではもう許されない。『やる』だ。
グリーンバックの前でシャイア・ラブーフが叫ぶ。「JUST DO IT!!!!!」 今こそそのときだ。