ちょっと長めのツイート

その程度に思って読んでってください

退屈を貪るオタク

 

 

    を観た。クソだった。内容がないよ〜〜〜って叫びたくなるくらい。ニコ動でコメ付きで観たもんだからもう何が何だかって感じの地獄絵図。 今期初アニメをアレにしたのホント失敗した。魔法使いの嫁を最初にすればよかったってすごく後悔してる。

    1話終了時は「もう二度とやらんわこんなクソゲー」の気分だったけど、なんだかんだとりあえず3話までは観てしまいそうだし結局最後まで観てしまうんだろう。

    それもこれも全部話題性のため。話題のためだけに退屈を貪る現代オタクの闇。クソアニメとはなんなのか。

 

  • 急速にミニマイズされるコンテンツ  

    結局話題に引っ張られてクソアニメを観てしまったんだけど、内容はホントにクソなんだけど出来は最高なんだよ。あのクソマンガを最善の手法でアニメ化してる(もちろん最たる最善は「アニメ化しない」なんだけど)。

 

    重厚なストーリー漫画が減ったわけじゃないけど、最近は数話完結・一話完結・4コマみたいにサクッと読める漫画が増えた。果てにあのクソマンガは4コマ漫画とは名ばかり、最早1コマ目でオトしてくる。しかも意味がよくわからない。

    だからそもそもあのクソマンガは映像に向いてなさすぎる。そんなクソマンガがクソみたいに流行ってアニメ化までこぎつけたのはひとえにTwitterのせいだ。そしてクソマンガ自体Twitterで利用されることを見据えて描いてる節がある。

    手紙からメール、Twitterへどんどん文字数が減少し、漢字変換が億劫になり、果てはひらがなを打つことすら面倒になったオタクは「言いたいことをいっぺんに代弁してくれる一枚の画像」を重宝するようになった。

    クソマンガはそんな画像をクソみたいに生産した。炎上ツイートのリプ欄にはクソマンガの1コマで溢れかえった。それだけでbkbと竹書房としてはしてやったりといったところじゃない?

 

  • 『つまらない』と言っているのに

    加えてクソマンガが流行った理由としては、内容があまりにもクソってところがある。内容がクソなら見なきゃいいはずなのに、昨今のオタクは何を望んでか「つまらないものを進んで観にいく」傾向にある。

 

    僕の古い友人に結構こじらせたオタクがいて、そいつと水タバコに行ったときにそんな話をした。そいつが滔々と語ってくれた話の受け売りなんだけど。

    「あのアニメはあまりにもクソ」という評判が広まってそれが気になってつい観にいって、評判通りクソだったからTwitterでクソと評する。それが別の人に伝播して……。

 

    「これだけコンテンツが溢れていて、面白い作品だっていっぱいあるのに、わざわざ『つまらないから』って理由でものを観るのは正直やばい。そんなことしてると、高度にかつ精巧に作られた傑作なんかを理解できなくなるんじゃないか

 

    かくいう俺も、わざわざ『つまらないから』って理由だけでものを観た経験がある。「懲役24分」「第二次世界大戦で拷問に使用された」「ルドヴィコ療法」など散々な言われようだった『異世界はスマートフォンとともに。』の11話。

当時の評判↓

「ハーレム系アニメの悪いところが全部詰まっている」と評判の『異世界スマホ』11話を見てみた視聴者が次々と『虚無』に囚われている模様 - Togetter

    いせスマに限った話じゃない。昨年は漫画の実写化映画がわんさか出たが、どうせやばいとわかっていて死地に赴く人をTwitterで何人も見た。「俺はハガレンの0巻が欲しかっただけなんだ!」って人は、ご愁傷様としか言えないけど。

    そんなわけで「これだけ悪評高いと逆に観たくなるよね」という愚鈍な発想が最近Twitterに蔓延っている。ありあまる時間とコンテンツを前にして、どうして進んで退屈を貪るのか。

 

  • 共有だけを目的とした視聴

    漫画アニメに限らない。音楽にしろ映画にしろ、面白そう・自分好みだ・観てみたいと思う欲望が視聴の第一目的であったはずなのに、つまらない・クソだとはっきりわかった上で見始めるんだから🤔←こんな気分になる。

 

    それでも今回クソアニメを観てしまったのは、そして今後も見続けようとしているのは、それが話題になっているから。「クソアニメがあまりにもクソだってことをついったらんどのみんなと共有したい」っていう、本来コンテンツの視聴において副次的な目的であった「共有」が、クソアニメにおいては唯一最大の視聴目的になっている。

 

    そういう意味でクソアニメ1話はあまりにもよくできていた。共有しやすい作りになっていた。あとで話題になりそうなパロディネタをこれでもかと散りばめて、それでいてクソさは微塵も損なわれていない。Twitterもニコ動のコメント欄も「(パロディの元ネタ)やんけwwwww」で溢れかえった。思うツボである。

 

    実際1話を見ている間ホントにクスリともしなかったし、開始4分くらいから残り時間を気にするくらい終わりを待ち望んでた。それくらいつまらなかったし、わけがわからなかった。でも絶対次誰かオタクと会うときは間違いなく「クソアニメ観た?」って聞くと思う。「観てない」って言われたら仕方ないから「彼氏(彼女)できた?」って聞くわ。

    

     クソアニメ、これから毎週放映のたびにTwitterを騒がすんだろう。俺も毎週退屈を貪ることにする。もし俺がいつかあれを「面白い」などとほざいた日には、そのときは俺にルドヴィコ療法を施してほしい。