ちょっと長めのツイート

お気持ちを配信しています

関係ないけど私は「キスして」というタイトルの曲を4曲歌える

 

夜だからと駅のホームで彼氏/彼女と熱いキスを交わす度胸があなたにはありますか? 私にはまず彼女がいません。

 

◆さておき、度胸のある人が大それたことを成していると、度胸のない私は羨ましいなあと思ってしまいます。しかしその一方で、度胸というのは無神経と紙一重なところもあると思うのです。

    例えば先に述べたような、駅のホームで熱いキスを交わすカップル。たとえ彼女ができたとしても私はチキンなので到底そんなことはできません。できないという前提を踏まえた上で、キッシング・カップルを見ると嫉妬に熱く燃えてしまうのです。つまり彼らは無神経にも私に対して幸せを当てつけてきている。そうだよ逆恨みだよ。

 

◆人前でキスとまではいかなくとも、日常の些細なモーション1つとっても「よぉやるわ」と思うようなことはあります。

    これは全く別な話ですが、私は非常に足が臭いです。自分でも嫌になるくらいに。なので、人前で靴を脱ぐというのが服を脱ぐこと以上に恥ずかしく、また抵抗があります。しかし世の中には足の臭くない人も一定数いて、彼らは平然と人前で靴を脱ぎます。驚嘆です。

    人の家に上がるときや、座卓式の居酒屋など、どうしても靴を脱がなくてはならないときならいざ知らず。彼らは、例えば長く椅子に座り続ける授業中などに、靴を脱いで足をぶらぶらさせるのです。

 

◆靴は足を束縛し、思いのほか着苦しいものです。できれば脱いでいたい。なんなら裸足で理工キャンパスを駆け巡りたい。

    授業中、隣で友人が靴を脱いだら? 自由を謳歌するように足をぶらぶらさせたら? 私も嫉妬のあまりつい脱いでしまいそうになります。しかし自分の足の臭いを知っているからぐっと抑える。自由気ままな上流貴族を眺める、足枷にとらわれた奴隷のような気持ち。ともすれば南北戦争が始まりかねない。

 

◆靴を脱ぐモーションが果たして度胸のある行為なのかどうかは個人の裁量ですが、あなたの「度胸ある行為」は、どこかで誰かの逆恨みを買って「無神経」と捉えられるのです。

    アホみたいな例のせいで何言ってんだこのバカはと思うかもしれませんが、これは意外と真理だと思っています。いちいち気にしていては生きていけません。これが俺だと言わんばかりにキスをかましてあげましょう。愛してやまない恋人相手か、酔って倒れて地面相手かは別として。