ちょっと長めのツイート

その程度に思って読んでってください

彩色

 

 

◆幸せなことにいい友達に恵まれた。ここのところ愛だの欲だのといった「人間」の話を多数聞けているのでお腹いっぱいである。

 

◆単調で無味乾燥の日々を送っていると人生に彩りが欲しくなるんだけど、何せシーシャと麻雀と退廃的な文化ばかりを嗜んでいるのでいまいち色味に欠ける。そこで彩色を友人に外注するわけだけど、やつらは範囲指定もせずにいきなりバケツペンキをかましてくる。おかげさまでインクリングもびっくりのカラフルである。

 

◆漫画や妄想で夢見た「授業もブッチして二人爛れた生活」とはついに無縁のまま学部生活を終えてしまいそうだ。しかしそんなのはifの話、言ってしまえばAVのごとき男の夢想でしかないんだろうと思っていたらあながちそうでもなかった。爛れた、とまでは言わずとも、漫画みたいな恋愛してる大学生は見えないだけで結構いた。私が見ようとしていなかっただけかもしれないけど。

しかしそれは当たり前の話で、気づけば妹も成人してしまった。近しいところに十代がいなくなった。振り向けばアラサー、いまだ手に華はない。

 

◆近頃あった変化といえば髪を伸ばしはじめて、触角(数年ぶりに言った)ができたくらいは長いんだけど、これがもう男女問わずびっくりするくらい不評である。彼女を作ろうという気概もなければ怪しげに触角などを揺らして一体どこに向かおうとしているのか。遅発性の中二病の診断が下りかけている。

いつかは私も誰かの人生を彩色してやりたいんだけど、手持ちのペンキはベンタブラックだけらしい。それでも試しに振り回してみたら一人見事に麻雀沼に落とせたけれど、それは相手に適性があっただけのように思えるし、というかそれは本来の目的から外れている。彩色がしたいんだ。

 

◆最寄駅から数駅のところに武蔵野線と交差する駅があり、ディズニーランド帰りのカップルなどが私の乗る路線に入った途端つけていたカチューシャを外したりするのである。そのカップルだけが共有する羞恥という絵筆ほどの彩色によって、憧れとか焦りといった多情のないまぜが心に湧き上がる。

近頃聞いた人間の話をまとめると「ラブ・ストーリーは突然に」らしい。あるいは「恋愛っていつ火がつくのか DYNAMITE!!」みたいな。私のは導火線が湿っているような気がしないでもないが、とりあえずそれらの話を聞いて「信じて待て」という天啓を得たのでそういうことにした。