早いもので今年も残すところあと一月。もういくつ寝ると……研究室配属です、お先真っ暗。
今年も思ったよりたくさん映画を観ていたようで、Filmarksの記録が確かなら1月から11月までで58本観ました。平均すれば月5本ほどだけど、日に3本観たこともあったなぁ。
そんなわけで昨年同様今年見た映画から面白かったものを備忘録的にピックアップしていきます。年末ゆっくり映画でも観ようかなと思い立った人は参考にしてください。
(ちなみに昨年の↓)
①「グランド・イリュージョン」「グランド・イリュージョン 見破られたトリック」
マジシャン・スリ・催眠術師が徒党を組んだ義賊集団「フォー・ホースメン」が悪党相手に金を巻き上げたり落とし入れたりする。簡単に言うと怪盗キッドが4人いる感じ。実際話はそれだけの非常に単純な映画でネタバレもクソもない。もちろん見どころは巧みなマジック・アクションシーン。リアリティとか言っちゃいけない。ド派手な演出で必ず虜になる。誰が見ても楽しい誰にでもおすすめできる極上エンターテイメント。
②ウォールフラワー
【wallflower】 壁の花、ダンスパーティなどで社交的に相手にされない人
冴えない男が運命の出会いで人生を変えるド直球の青春映画。もちろん日本の高校とは別次元の青春だけど、これはこれで観ていて胸が苦しい。あとエマ・ワトソンが可愛い。ラジオから流れたロックチューンにグッときたエマ・ワトソンが、トンネルの中でオープンルーフの車から立ち上がり夜風とロックを浴びて煌くシーンは必見。
③ガールズ&パンツァー 劇場版
やっぱりアニメ枠が必要かなって。説明する必要もないようなロングヒット作。観たら絶対ハマるから観ないようにしてたのに縁あって手元にBlu-rayが来てしまったのが運の尽き、アニメシリーズ・OVAと完遂したのちに映画を3周しました。
しかもタイミングよく!12月9日より劇場にて6部作からなる最終章が公開とのことで!ダイマもこめて上げときました。
④ゲット・アウト
やっぱり怖いのが観たい!って人におすすめ。ジャンルとしてはスリラーなのでお化けや幽霊などは出ません。びっくりするというよりは背筋が凍る怖さです。白人の彼女の家に招かれた黒人男性(椅子に座ってひいこらビビってる人)が奇妙奇怪な目に遭うんですが、出る人出る人不気味不愉快なだけでなく、その裏には人種差別などのメッセージも込められていて一見の価値ありな映画です。
⑤お嬢さん
母親の影響で韓国映画もちょくちょく観るんですが、正直映画に関しては日本より韓国の方が面白いと思う。特にクライム系やヴァイオレンス系。「お嬢さん」の莫大な資産を巡った壮絶な騙しあい、官能、暴力のゆくゆく果てを克明に描いてます。特に濡れ場はもうやばい。やばい。日本統治下の朝鮮半島という時代設定もまた面白い。僕の今年のベスト映画。ちょっとエログロがきついけど本当におもしろいのでぜひ見てほしい。
泣く子も黙る鬱映画として有名なダーク・ファンタジー。これを2017年の元日に観たんだよ。ファンタジーとあって妖精や魔物などがわんさか出てそれは不気味だったり素敵だったりなんだけど、並行して主人公の少女を襲う現実世界での不遇の連続は観ていて辛い。そしてこの映画が鬱映画として名を馳せる所以たるラスト。間違っても恋人とと観ないほうがいいよ。
ダークファンタジーなんでこんな魔物↓も出てきます。この造形愛くるしすぎる。
特におすすめの画像付き紹介はここまで。以下ではテキストだけでTwitterぽくさっくりと。
- 「アウトレイジ」シリーズ → バカヤローコノヤロー。悪党どもが血沸き肉躍る。どっしり重いものを見たい人向け。
- 「夜は短し歩けよ乙女」 → 京都で起こる奇妙な宴、珍妙な一夜のお話。原作は森見登美彦。不可思議な世界観が好きな人におすすめ。
- 「SAW」 → 言わずと知れたスプラッタ映画の名作。流血が多くてグロいけど、巧妙に張られた伏線に最後はきっと驚く。
- 「パーフェクト・ブルー」 → まだパソコンがそこまで普及してなかったころにネトストを描くこと自体がすごいし、ラストが本当に気持ち悪い。
- 「処刑山」 → 誰もいない冬山!ナチス!ゾンビ!頭が悪いB級ホラーの3コンボ!グロというよりキモいって感じの、ホラーなのに笑っちゃう迷作。
- 「ゴーン・ガール」 → 恋人と観るといいよ(大嘘)。浮気が起こした愛憎劇、女の執念、覚悟して観るべき。
今年一年、相変わらず身長は伸びないし、彼女はできないし、髪がストパーになったことくらいしか感慨深いことはなかったけど、映画鑑賞的には充実した一年だった。来年も研究室の多忙から目を背けてちょくちょく映画観るようにしたい。まずは12月9日のガルパン最終章からかな(ダイマ)